自宅でできる!子どもの視力を守る5つのセルフケア

はじめに

スマホやタブレット、ゲーム機など、子どもが目を酷使する環境は増えています。文部科学省の調査でも、小学生の約3割が視力1.0未満という結果が報告されており、年々近視が進む子どもが増えているのが現状です。視力低下を放置すると学習面や将来に大きな影響を及ぼす可能性があります。

そこで本記事では、家庭でも簡単に実践できる視力ケアのポイントを5つご紹介します。

たとえば、親御さんがお子さんの名前を呼んで声をかけるだけでも、勉強やゲームに夢中なときに一瞬視線を遠くへ移すことになり、遠近が生まれます。ほんの些細な声かけでも、積み重なると目をリセットする効果があるんです。特に用意するものもないので、気軽にやってみてくださいね。

では、早速みていきましょう!

 


 

1. 遠くを見る習慣をつける

近い距離ばかり見続けると毛様体筋が緊張し、「仮性近視」と呼ばれる状態に陥りやすくなります。

ここでおすすめなのが、一定時間ごとに遠方を見つめて目を休ませる「20-20-20ルール」です。20分近くを見たら20秒程度、(約6m(20フィート)先のものを見るだけ。約6mが難しければ、遠くに時計を置いて、その時計を見るでもOK!

こういったシンプルな習慣が近視の予防や視力回復のきっかけになります。

♦ワンポイントアドバイス

ゲームを中断させるのは難しいかもしれませんが、「今日の夜ごはんは〇〇だよ」などとお子さんが興味のあることを話しかけて、視線をこちらに向けさせるだけでも遠近ピントが入れ替わるのでおすすめです!

2. 屋外で活動する時間を意識する

屋外で適度に日光を浴びる習慣は、近視の進行を抑えるという研究結果があります。特に1日2時間程度の屋外活動が理想的とされ、海外では休み時間を増やす施策で近視率を下げた事例もあるほどです。

親子で公園や自然の多い場所へ出かける機会をつくるだけでも、遠くを見る環境を確保しやすくなります。

3. 正しい姿勢と照明環境

勉強や読書、スマホなどを見るときは目と対象物の距離を30cm以上あけることが大切です。

また、暗い場所で長時間画面を見続けると、ピント調節に余計な負荷がかかり、視力低下のリスクを高めます。照明が不十分な場合、明るさを補うデスクライトなどを活用し、お子さんの目をいたわりましょう。

4. 十分な睡眠と栄養バランス

睡眠不足になると、目の休息時間がなくなり、疲労を蓄積させます。特に成長期のお子さんには、7~8時間程度の睡眠が望ましいとされています。

また、ビタミンAやルテインなど目の健康に良い栄養素を含む野菜や果物を意識的に摂り、食生活からも目をサポートすることも良いでしょう。

5. 簡単アイエクササイズを取り入れる

「遠近ピント合わせ」や「上下左右にゆっくり目を動かす」など、親子で楽しく続けられるアイエクササイズを習慣化しましょう。

たとえば、顔の前で片手の人差し指を立て、3秒かけて指を遠ざけ、次の3秒でゆっくり近づけます。動かしている指先を目で追うことで、毛様体筋をほぐす効果が期待できます。

♦ワンポイントアドバイス

子どもの場合、型にはめた動きよりも「見てみて! こっち!」という遊び感覚で続けるほうが効果的。楽しみながらアイエクササイズを取り入れると、本人のやる気も保ちやすいですよ!

 


 

おわりに

まずは日常生活の中でできるケアから始めることが肝心です。ほんの些細な声かけから始める「遠くを見る習慣」など、小さな積み重ねが視力低下の予防につながります。お子さんの将来のために、今から目の健康を守る行動をスタートしてみてはいかがでしょうか。

それでも視力の低下が心配な場合は、専門機関のサポートを受けることも検討しましょう。

私たち視力回復センターでは、各センターにて無料体験受付です!お近くのセンターでお気軽にご相談ください。